SNSの中でも、右肩上がりにユーザー数を伸ばしているのは、TikTok です。
月間の国内アクティブユーザー数は、約1,700万人 に達します。近年、アクティブユーザーの多さに注目が集まり、個人のみならず企業も集客ツールとして利用するケースが増えています。
ただし、新規参入の企業の中には、TikTokに動画を投稿する際にサイズの問題に直面したり、ファイルサイズエラーが発生するなどの課題を抱える方も少なくないでしょう。

推奨サイズを把握していないと、動画のスムーズな投稿が難しくなり、アカウント運用に支障が生じる可能性があります。このため、本記事では、TikTok動画の推奨サイズについて解像度、フォーマット、長さ、ファイルサイズを含めて詳しく解説します。
1.TikTokに投稿できる動画(画像)のサイズ・容量・フォーマット

TikTokに投稿できる動画(画像)のサイズや容量、フォーマットについて解説していきます。
- ①アスペクト比(画面サイズ)
- ②画面解像度(ピクセル)
- ③ファイルサイズ
- ④プロフィールサイズ
- ⑤動画フォーマット
- ⑥動画の長さ
①アスペクト比(画面サイズ)

TikTokで適切な画面サイズは9:16の比率です。
スマートフォンでTikTokの動画を撮影する際は、そのまま投稿して問題ありません。より高画質の動画や編集にこだわる方は、スマートフォン以外で撮影し、PCで編集・投稿する際には必ず画面サイズを9:16に設定してください。
画面サイズを考慮せずに動画を投稿すると、縦や横に余白ができたり、見切れてしまい見栄えが損なわれる可能性があります。
②画面解像度(ピクセル)

TikTokで推奨されている解像度は、「1080×1920px」と規定されています。
画質が良くなるにつれて数値が高くなり、逆に画質が劣化すると数値が低くなります。
最新のスマートフォンには、高解像度のカメラが備わっており、TikTokの推奨解像度を満たすことができるため、あまり心配する必要はありません。
③ファイルサイズ

TikTokは、iOSとAndroidで異なるファイルサイズの動画投稿を許可しています。iOS端末では最大287MBまでの動画が投稿可能であり、一方Android端末では最大72MBまでが許容されています。
もし動画が投稿できない場合、その原因は動画のサイズが大きすぎる可能性があります。特に4Kモードで撮影した動画は、高画質であるためファイルサイズが大きくなる傾向があります。
そのため、4K動画を投稿する際には事前にファイルサイズを確認することが重要です。ファイルサイズが大きい場合は、アプリやツールを活用して画質を下げるなどして容量を減らし、適切なサイズに調整することが必要です。
④プロフィールサイズ

プロフィール画像は適切な画像サイズをアップロードするようにしましょう。
20px×20px以上であれば、TikTok上に画像をアップロードでき、サイズが大きくてもTikTokが自動的に縮小・圧縮してくれます。
また、バランスの取れたアイコンを使用するためには、正方形の画像をアップロードすることが重要です。
⑤動画フォーマット

対応可能な形式は、「mp4」または「mov」です。
スマートフォン(iPhone・Android)はmp4やmov形式に対応しており、撮影した動画をそのまま投稿しても問題ありません。しかしながら、パソコンから動画を投稿する際には、必ずフォーマットを「mp4」または「mov」に変換して投稿するようにお願いいたします。
⑥動画の長さ

TikTokでは、さまざまな長さの動画が投稿可能ですが、最大の長さは10分です。
多くのユーザーが15〜30秒の短い動画を選択しているのは、長い動画がストレスを引き起こす可能性があるためです。また、視聴者に長い動画を最後まで観てもらうには、冒頭でどれだけ視聴者を引き込むことができるかが非常に重要です。
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2.TikTokに投稿できる動画のアスペクト比(画面サイズ)は?

ここからはTikTokに投稿できる動画のアスペクト比について解説していきます。
①9:16

TikTokにおいて、画面全体を覆う形で動画を表示し、スマートフォンで快適に視聴できる縦型の配信プラットフォームとして採用されている解像度です。YouTubeのような横型のプラットフォームとは異なり、9:16のアスペクト比が推奨されています。
②4:3

アスペクト比は、広く知られる比率であり、かつてのテレビやVHSテープなどで一般的に使用されていたため、多くの方にとってなじみ深いものです。 現在でも広く利用されているアスペクト比であり、一般的な解像度は「640×480」です。
③16:9

地上デジタル放送などでよく利用される画面規格です。ブルーレイ作品などでも幅広いジャンルで使用されています。YouTubeでも一般的に用いられる画面比率です。基本的な画素数は「1280×720」ですが、最近は「1920×1080」のフルHDサイズもよく見られるようになっています。
④1:1

nstagramやFacebookなどのSNSでは、1:1のアスペクト比が一般的です。画像編集やスマートフォンでの閲覧に最適であり、解像度は「640×640」以上であることが推奨されています。
3.TikTokの推奨サイズ(9:16)に動画・画像サイズを変える方法

動画をTikTokで推奨される「9:16」のサイズに変換したい場合は、無料のビデオ編集ソフトを利用すると便利です。簡単にサイズを調整することができるでしょう。
4.TikTokの動画や画像の比率を変更できるおすすめのツール6選

ここではTikTokの動画や画像の比率を変更できるおすすめのツールについて紹介していきます。
①CapCut

CapCutは、スマートフォン向けの動画編集アプリであり、iPhoneやAndroidデバイスで利用可能です。このアプリは完全に無料であり、編集した動画にはウォーターマークが表示されません。
②Adobe Express

Adobe Expressを利用すると、手軽に動画をTikTok用のサイズに変換できます。永続的に無料で提供されているため、動画のサイズをスムーズに変更したい方におすすめです。
③VideoStudio

VideoStudioは、シンプルな操作で動画編集を実現できます。アニメーションや膨大な種類の効果、フィルター、カラー補正、ホワイトバランス調整、不要部分の削除など、多彩な機能を駆使して、高品質な動画制作が可能です。
無料版と有料版が提供されており、無料版では30日間のお試し利用が可能です。
④FIimora

Filmoraの特長は、「オートリフレーム」機能により、TikTok動画に最適なサイズに自動的に調整できます。
豊富なエフェクト機能や200種類以上のテンプレートを使用することで、高品質な動画制作が可能です。Filmoraには有料版と無料版がありますが、編集機能に違いはありません。
⑤ApowerEdit

ApowerEditは、「MP4」「MOV」「AVI」「WMV」「MKV」の5つの形式に変換できます。アスペクト比は「16:9」「4:3」「9:16」「3:4」「1:1」から選択可能であり、TikTokが推奨しているのは「16:9」です。
無料版と有料版が提供されていますが、無料版でも十分な機能が使えるため、初心者でも利用しやすいアプリです。
⑥VideoSolo

VideoSoloは、300以上のフォーマットに動画や音声ファイルを柔軟に変換できる機能を備えており、「究極動画変換」と呼ばれています。この機能により、TikTokやYouTubeなどで使用される形式に簡単に変換可能です。
動画ファイルの形式をスピーディに変換し、大容量のファイルを圧縮することも可能です。
ソフトウェアには体験版と登録版があり、体験版は30日間無料でご利用いただけます。
5.まとめ
TikTok動画の作成において、推奨されるサイズやフォーマットを守らないと、動画の品質が低下し、投稿できない場合もあります。さらに、TikTokでの動画制作が可能であれば、それを他のSNSプラットフォームでも活用できるため、多岐に渡るメディアでの展開を考えてみてください。

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