TikTok動画の撮り方や機能などを理解したら、次は上手に動画を撮るコツを覚えることをおすすめします。
見る人の目を引くような、素敵な動画を撮る方法や、使用する機能、ジャンル別のコツなどを紹介します。

TikTokの動画の撮り方と流れ
まずは、TikTokの動画の撮り方を順に説明します。
①TikTokアプリを開き、「+」をタップ

TikTokアプリを開き、画面下にある「投稿を追加+」ボタンをタップしてください。
②動画を撮影する

次に、実際に動画を撮影します。
まず、撮影したい動画の長さを、10分・60秒・15秒から選択します。撮りたい動画の長さに合わせて、余裕のある秒数を選んでください。
秒数の選択ができたら、いよいよ撮影に入ります。
画面下の赤い丸を長押しすると、撮影が開始され、指を離すと撮影がストップします。
撮影が完了したら、画面下部の「続ける✓」ボタンをタップすると動画クリップを使って編集画面に進んでください。
③編集をする

編集画面で以下のような細かい編集が可能です。
TikTokの編集画面でできること
- テキスト追加(表示タイミングも設定可)
- スタンプや絵文字
- 楽曲や効果音の音量調整
- トランジションやアニメーション
- キャプション(字幕)を自動
TikTokの編集方法については以下を参考にしてみてください。
④キャプションを設定する

キャプションは最大4000文字まで入力可能ですが、文字量が多すぎると読まれづらいため、1~2行でキャッチーな内容にすることがポイントです。
⑤投稿設定を確認

最後に、投稿設定を確認します。
ここでは、公開範囲やコメントの許可、デュエット(コンテンツの再利用)の許可などの設定を変更できます。
⑥投稿する

ここまで全ての編集や設定が終わったら、投稿ボタンを押して投稿しましょう。
上手にTikTok動画を撮影するテクニック

TikTokを上手に撮るテクニックを覚えれば、初心者でもバズる動画を撮りやすくなります。
クオリティの高い動画を目指すには、以下のテクニックを活用してみましょう。
①曲に合わせて構成する

上手にTikTok動画を撮影するテクニックの1つ目は、曲に合わせて構成することです。
選んだ楽曲のリズムや歌詞に合わせて構成を組み立てることで、より一体感のある魅力的な動画になります。
サビに合わせて見せ場を作るなど、音と動きがシンクロしていると視聴者の印象に残りやすくなります。
②カメラワークで臨場感を出す

上手にTikTok動画を撮影するテクニックの2つ目は、カメラワークで臨場感を出すことです。
撮影中にカメラを動かすことで、動きにメリハリがつき、臨場感が増します。
被写体をズームイン・アウトしたり、カメラを追従させたりすることで、動画ならではのダイナミックさを表現できます。
③フィルターやエフェクト機能を使用する

上手にTikTok動画を撮影するテクニックの3つ目は、フィルターやエフェクト機能を活用することです。
TikTokには、フィルターやエフェクト機能が充実しているため、これらを活用してクオリティの高い動画を撮影できます。
動きに合わせてフィルターを使ったり、リズムに合わせて色彩を変えたりすることも可能です。視聴者にインパクトを与えるには、フィルターとエフェクトで、ファーストインプレッションを魅力的なものにしましょう。
ただし、フィルターやエフェクトを使いすぎると、動画が見づらくなることがあるため注意が必要です。
④速度変更の機能を使う

上手にTikTok動画を撮影するテクニックの4つ目は、速度変更の機能を使うことです。
動画を撮影するときに「速度変更」の機能を使うと、速度が速くなったり遅くなったりすると臨場感が増して、見ていて気持ちの良い動画になります。
速度は、使用する曲に合わせて変えるのがポイントで、テンポの速い曲であれば2倍速にする、遅い場合は0.5倍速にするなどが良いでしょう。
速度変更の幅は、0.3倍速、0.5倍速、1倍速、2倍速、3倍速から選べます。速度変更は、以下の手順で行えます。
TikTokの動画で速度変更をする方法(撮影時)
1.撮影メニューの「速度」をタップ
2.画面の中央にある速度メニューを選択
撮影後の動画の速度を変える方法は、以下です。
TikTokの動画で速度変更をする方法(撮影後)
1.撮影後のメニューから「編集」をタップ
2.さらに「編集」(ハサミマーク)をタップ
3.「速度」をタップし、速度調整をする
簡単に速度変更ができるので、印象的な動画撮影に利用してみましょう。
⑤コマ撮りを使う

上手にTikTok動画を撮影するテクニックの5つ目は、コマ撮りを使うことです。
コマ撮りとは、複数のシーンを繋ぎ合わせて1つの動画にすることのできる機能です。
コマ撮りをすると画角に変化がでるため、視聴者が飽きにくいというメリットもあり、視聴維持率アップも期待できるでしょう。コマ撮りの使い方は、以下になります。
TikTokでコマ撮りの編集をする方法
1.撮影画面から撮影する「秒数」を選択
2.通常の撮影を同じように赤いボタンを長押しする
3.ボタンから指を離して一時停止をする
4.次のシーンで再度長押しをして撮影する
5.設定した秒数になるまで上記を繰り返す
編集せずにコマ撮りができるのは、初心者にとって大変便利な機能です。うまく活用して、動画のクオリティをアップさせましょう。
⑥デュエット効果を使う

上手にTikTok動画を撮影するテクニックの6つ目は、デュエット機能を使うことです。
TikTokには、「デュエット機能」という、他の人の動画と自分の動画を同じ画面で流す方法があります。

「デュエット機能」によって、好きなクリエイターや、人気なインフルエンサーと共演した動画が作れるので、とても人気な機能です。
デュエット効果を使うには、以下の手順で操作します。
TikTokのデュエット機能の撮影方法
1.デュエットする動画を開いて右上のメニューから「シェア」をタップ
2.撮影画面が2分割になる
3.デュエットする動画に合わせて自分の撮影をする

デュエット効果は、様々な人の動画とコラボができる素敵な機能ですが、必ずしも使えるわけではありません。デュエットを設定で「オフ」にしているユーザーの動画は、使用できないため、注意が必要です。
⑦照明や明るさを変える

上手にTikTok動画を撮影するテクニックの7つ目は、照明や明るさを変えることです。
動画を撮影するときは、照明や明るさを変えると良い雰囲気になります。
動画を撮影するときに被写体がきれいに映るためには、明るい場所を選ぶのがおすすめです。とくに物撮りをする際は、照明が明るいかどうかで見え方が変わり、クオリティの良し悪しが決まる分岐点となります。
ハッキリときれいに、美しく見せたい場合には、照明を明るくして撮影しましょう。
【ジャンル別】TikTok動画の撮影のコツ

TikTok動画には、さまざまなジャンルの投稿が見られます。
こちらでは、ジャンル別に異なる撮影のコツを紹介します。ダンス、Vlog、グルメ、アパレル、美容、の5ジャンルに分けて見ていきましょう。
基本的なTikTokのバズり方やアルゴリズムに関しては、以下を参考にしてみてください。
①ダンス動画の場合

ダンス動画は、TikTokのサービス開始当初から人気のジャンルです。
特に短い時間内でインパクトを与えることが求められ、トレンドを取り入れることが重要です。
流行の音源や振り付けを使う
TikTokでダンス動画をバズらせるためには、流行の音源や振り付けを使うことが効果的です。
流行の音源はアルゴリズムに優遇され、視聴者が「知ってる!」と思って動画を止めやすくなります。
また、人気の音源や振り付けは検索されやすく、トレンドに乗ることで多くの人に見てもらえるチャンスが増えます。
早めにトレンドを取り入れ、自分らしいアレンジを加えることで差別化も可能です。
振りに合わせたカメラワークにする
単調な動画にならないように、カメラワークを駆使してアップや引きを撮影することもポイントです。
振り付けの動きに合わせてカメラを動かすことで、躍動が出て、視聴者の注意を引きやすくなります。
カメラワークがダンスのテンポやリズムに合っていると、全体の印象が引き締まり、視覚的な楽しさが増します。
②Vlog動画の場合

Vlogは、日常生活や特定の出来事を発信するのジャンルの動画です。
リアルで自然な日常や旅行、趣味、体験を紹介します。個性やユニークな視点を見せることがバズを生むポイントです。
アテレコ機能を使う
Vlog動画をバズらせるためには、アテレコ機能を使うのが効果的です。
アテレコを活用することで、動画にナレーションやセリフを入れることができ、視聴者に親近感を与えることができます。
また、音声でストーリーを補完することで、視覚だけでなく聴覚的にもアプローチできるため、非常に分かりやすい動画になります。
アテレコは動画の個性を際立たせ、視聴者の共感を呼びやすくするため、バズるための重要な要素となります。
道具を使用して見やすい動画にする
Vlog動画をバズらせるためには、道具を使用して見やすくすることも重要です。
TikTok動画を撮影する際に使える道具は以下の様なものがあります。
- 三脚やジンバル…手ブレを防ぎ、安定した映像になる
- リングライト…顔の明るさが均等になり、照明のクオリティが向上する
- カメラやスマホに適切なレンズを使用する…背景のぼかしや広角効果を活かせる
道具を上手に活用すると、動画のクオリティが格段に向上し、視聴者にとっても視聴しやすい動画が作れます。
カメラワークにこだわる
Vlog動画をバズらせるためには、カメラワークにこだわることも重要です。
Vlogは、家の中や外出先の様子など、さまざまなシーンを動画にします。
そのため、カメラワークにこだわって、自分が何を見ているのか、何をしているのかを上手に伝えることがポイントです。
風景に注目させたい場合には、アップにしたり静止させたりするのも良いでしょう。自分が使っているもの、持っているものを紹介する際も、カメラワークを駆使して細かいところまで見られるようにすると、視聴者にとって有益です。
③グルメ動画の場合

グルメジャンルでは、料理のレシピ紹介や話題の食べ物などの紹介をします。
視聴者の食欲を掻き立てるようなシズル感ある映像にこだわることがバズを生む秘訣です。
道具や背景にこだわる
グルメ動画をバズらせるためには、道具や背景にこだわることが大切です。
使う食器や道具は、料理が映えるようなシンプルなデザインのものが最適です。
背景もごちゃごちゃしたものは避け、落ち着いた色合いやナチュラルな素材感を取り入れると、視覚的に洗練された印象を与えることができます。
食感、質感がわかるようにする
グルメ動画をバズらせるためには、食感や質感を伝える工夫が重要です。
その一つとして、ASMR要素を活用することがおすすめです。
食べる音や調理過程の音をしっかり収録することで、視聴者の食欲を掻き立てることができます。
また、パンケーキを割る瞬間や肉の断面をアップで撮影することで、視覚的に食感が伝わりやすくなり、さらに魅力的な動画に仕上げることができます。
照明等に気を遣う
グルメ動画をバズらせるためには、照明に気を使うことも大切です。
食材が美しく見えるように、明るさを調整し、陰影をつけることが重要です。
自然光を利用するのでも良いですが、リングライトやソフトボックスで光を当てると、食材の色味や質感が引き立つのでおすすめです。
④アパレル動画の場合

アパレル動画は、ファッションやコーディネートを紹介するジャンルです。
トレンドや季節に合わせたファッションを提案し、コーディネートのポイントやアイテムの特徴を解説します。
トレンドを取り入れる
TikTokでアパレル動画をバズらせるためには、トレンドを取り入れることが大切です。
TikTokユーザーのボリューム層は10〜20代であり、トレンドに敏感な人が多いです。
そのため、流行のスタイルやアイテムを使った動画は、視聴者の関心を惹きやすく非常におすすめです。
モデルの動きやポージングを工夫する
TikTokでアパレル動画をバズらせるためには、モデルの動きやポージングを工夫することも大切です。
モデルがアイテムを着て動くシーンを多く取り入れることで、服のフィット感や動きやすさを視覚的に伝えることができます。
そのため、ポージングやウォーキングを工夫し、服のシルエットやデザインが際立つようにしましょう。
背景や小道具に気を配る
TikTokでアパレル動画をバズらせるためには、背景や小道具に気を配ることも大切です。
背景はシンプルでおしゃれなものを選び、商品が際立つようにしましょう。
また、コーディネートとバッグや靴などの小道具の組み合わせを意識することは、全体のバランスを整え、アイテムの特徴を引き立たせるために非常に重要です。
⑤美容動画の場合

美容動画では、メイクやスキンケアに関する情報を発信します。
メイクのコツや、おすすめのコスメを紹介する動画が特に人気です。
加工やフィルターはしない
TikTokでアパレル動画をバズらせるコツの1つとして、加工やフィルターはしないということがあります。
化粧品を紹介するときは、使用感を視聴者に正しく伝えることが重要なポイントとなります。
そのため、スキンケアをしているとき、メイクをしたときに加工やフィルターを使うと、リアルではなくなります。
商品を使って、どのくらい変化があったのかを知りたい人が見ているため、加工はせずにありのままをさらけ出す必要があります。
ゆっくり説明する
TikTokでアパレル動画をバズらせるには、ゆっくり説明することも重要です。
スキンケアやメイクの動画は、動画を見ながら真似する人も多いため、動きや解説をゆっくり目なペースにすることで、見やすい動画になります。
アップで撮影する
TikTokでアパレル動画をバズらせるには、アップで撮影することも重要です。
メイク動画は、顔の細かい部分に化粧を施していくため、引きで撮影をすると何をしているかわかりにくいです。
そのため、メイク時はアップで撮影をすると良いでしょう。
中でも目元のメイクは、多くの人が上手くいくコツを知りたがっているため、アップで細かな部分も見えるように撮影するのがおすすめです。
背景や照明に気を遣う
TikTokでアパレル動画をバズらせるには、背景や照明に気を使うことも重要です。
美容動画は、背景にもこだわっておしゃれな雰囲気を出すことが重要です。生活感が丸見えの背景や、乱雑に散らかった部屋などでは、見る気が失せてしまいます。
また、照明も使って細部まで見えやすくするのもポイントです。ただ、あまりにもまぶしすぎる照明の場合、変な影ができたり、白飛びしてしまったりと逆にわかりにくくなるため、注意が必要です。
自然光を使うと柔らかい雰囲気がでることもあるため、綺麗に撮影ができそうであれば自然光もおすすめです。
TikTokの動画を撮影する際の4つの注意点

最後は、TikTokの動画を撮影する際に注意すべき点を説明します。
以下4つのポイントを意識して、周りに迷惑をかけない、個人情報を守るなどを心がけて撮影をしましょう。
①他人が写り込まないように配慮する

動画を撮影する際は、被写体以外のものや他人が映らないように配慮しましょう。
関係ないものが映り込むと、視聴者の意識が散漫してしまう上、肖像権の侵害にもなりかねません。
②店内を撮影したいときは撮影許可をもらう

グルメ動画やVlogなどで、店内を撮影したい場合は撮影許可をもらいましょう。
無断で撮影をしたことにより、炎上へ発展してしまうこともあるため、必ず撮影許可を取ってから撮影をしてください。
③個人情報が漏洩しないよう注意する

SNS全般に言えることですが、特に拡散力の強いTikTokでは、個人情報の取り扱いに注意しましょう。
自分を守るためにも、個人情報がわかるものが映り込んでいないかどうか、確認をしてから動画を投稿しましょう。
④構成や撮影の流れを確認してから撮り始める

TikTokでは、短尺動画であるからこそ、動画の構成が非常に重要です。
冗長なシーンがあったり、テンポが悪かったりすると、すぐに離脱されてしまいます。
だからこそ、「なんとなく撮り始める」のではなく、あらかじめ全体の流れを考えておくことが大切です。
得に、冒頭3秒間のクオリティは、視聴維持されるかどうかの大きな分かれ道になるため、視聴者の興味を惹きつけられるような工夫しましょう。
まとめ
今回は、TikTok動画を上手く撮影する方法を紹介しました。
今回ご紹介したポイントを駆使して、楽しく魅力的な動画を撮影してみましょう。

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