TikTokは国内外で圧倒的な人気を誇る短尺動画配信サービスです。
様々なクリエイターの動画を視聴することはもちろんですが、自身で動画を制作して投稿することも楽しみ方の1つです。
この記事では、TikTokのアカウントを始めたいと考えている方々に向けて、TikTokの投稿方法を分かりやすく解説していきます。また、投稿時に留意すべき点にも触れていくので、ぜひ最後までお読みください。

TikTokに動画を投稿する方法

ここからはTikTokに動画を投稿する方法について紹介していきます。
撮影済みの動画をTikTokに投稿する方法
まずは、撮影済みの動画(スマートフォンのカメラロール内の動画)を投稿する方法を紹介します。
カメラロール内の動画をTikTokに投稿する手順は以下の通りです。
◼︎撮影済みの動画をTikTokに投稿する方法
1. TikTokアプリを開き、「+」 をタップ
2. 動画をアップロードする
3. 編集する
4. キャプションを設定する
5. 投稿設定を確認
6. 投稿する
それぞれの手順について詳細に解説していきます。
1. TikTokアプリを開き、「+」 をタップ

アプリを起動して、+ボタン(作成ボタン) をタップ。
2. 動画をアップロードする

画像アイコン(アップロード)をタップして動画を選択してください。
2025年3月現在、TikTokでアップロードできる動画の時間は、60分までです。
3. 編集する

必要に応じて動画を編集します。
TikTokのアプリ内で編集できる主な要素は以下の通りです。これらをフル活用して、こだわりの動画を制作してみてください。
◼︎TikTokで編集可能な要素
・テキスト追加
・ BGM /アテレコ
・ エフェクト/フィルター
・カット/トリミング
・速度調整
TikTokの編集に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
4. キャプションを設定する

動画の編集が終わったら「次へ」をタップし、キャプションを設定します。
この時、ハッシュタグや他のアカウントのメンションも追加することが可能です。
5. 投稿設定を確認

次に、投稿設定を確認します。
設定できる要素は以下の通りです。
◼︎TikTokの投稿設定
・公開範囲(全員 / フォロワーのみ / 自分のみ)
・コメント許可(オン・オフ)
・コンテンツの再利用(デュエット)許可(他の人が動画を使えるかどうか)
その他にも、場所の設定や年齢制限など、詳細なオプションを設定することが可能です。
6. 投稿する

ここまで全て設定が終わったら、「投稿」ボタンを押して投稿します。
TikTokアプリで撮影し、投稿する方法
TikTokはアプリ内で撮影をして投稿することも可能です。
◼︎撮影済みの動画をTikTokに投稿する方法
1. TikTokアプリを開き、「+」 をタップ
2. 動画を撮影する
3. 編集する
4. キャプションを設定する
5. 投稿設定を確認
6. 投稿する
3以降の手順は先述した「撮影済みの動画をTikTokに投稿する方法」と同様ですので、ここでは1〜2の手順について詳しく解説していきます。
1. TikTokアプリを開き、「+」 をタップ

アプリを起動して、+ボタン(作成ボタン) をタップ。
2. 動画を撮影する

まず、撮影したい秒数を選択します。
秒数は、〜15秒、〜60秒、〜10分の3種類から選択できるので、撮影したい動画の長さに合わせて余裕のあるものを選んでください。(2025年3月現在、TikTokのアプリ内で撮影できる時間は1秒〜10分までです。)
秒数を選択したら、画面下中央の赤い丸を長押しして、撮影を開始します。
撮影が終了したら、チェックボタンを押して編集に進みます。
これ以降は「撮影済みの動画をTikTokに投稿する方法」を参考に、編集〜投稿まで進んでみてください。
TikTokの動画を投稿する際に重要な5つの機能

TikTokの動画を投稿する際に重要な5つの機能は以下の通りです。
◼︎TikTokの動画を編集する際に使える機能
①公開範囲
②コメントの設定
③動画の説明文
④ハッシュタグ
⑤カバータイトル(サムネイル)
これらについて詳細に解説していきます。
①公開範囲
動画を投稿する際には、公開する範囲を選択することができます。
選べる公開範囲は、全員・フォロワーのみ・自分のみの3つです。
公開範囲は後から変更することも可能ですが、再生回数を増やしたい場合は、投稿時に必ず「全員に公開」に設定することが重要になります。
②コメントの設定
TikTokでは、動画ごとにコメント機能のオンオフを設定することができます。
コメント機能により、身近な意見や情報収集が可能となり、ユーザーとのコミュニケーションが活発化するだけでなく、コメント数はTikTokのアルゴリズム的にも大変重要な要素であるため、動画をより多くの人にリーチさせたい場合は、オンに設定しておくのがおすすめです。
また、コメントのオンオフではなく、コメント範囲の変更をする場合はアカウントの「プライバシー設定」から行う必要があります。
さらに、コメントフィルター機能を利用すれば、特定のキーワードを非表示にしたり、スパムや問題のあるコメントをフィルターすることもできます。
③動画の説明文(キャプション)
TikTokでは、動画の説明文をキャプションと呼びます。
最大で150文字まで入力できますが、ほとんどの投稿では1~2文程度となっています。
キャプションを作成する際のコツとしては、動画の内容を端的に伝えるだけでなく、視聴者の興味を引くような言葉を入れることが重要です。
また、キャプションの中で質問を投げかけることで、視聴者のコメントを促すことも可能です。例えば、「みんなは試したことある?」などの問いかけを入れると、回答コメントが増え、エンゲージメント率が向上します。
④ハッシュタグ
TikTokでは、ハッシュタグを活用することで、リーチを増やすことができます。
たとえば、ライフハック系の動画なら「#ライフハック」、ダンス動画なら「#ダンス」、旅行系の動画なら「#旅行好き」といった具合に、関連性の高いハッシュタグをつけると、ターゲット層にリーチしやすくなります。逆に、ニッチなハッシュタグを使うことで、特定のコミュニティ内で拡散されることもあります。
ハッシュタグは3〜5個程度が適切で、多すぎると逆に効果が分散してしまうため、厳選することが大切です。
⑤カバー(サムネイル)
TikTokのカバータイトル(サムネイル)は、動画の内容を魅力的に伝える重要な要素です。
TikTokでは主におすすめ欄から視聴されるため、YouTubeほどサムネイルが再生数に直接影響することはありません。しかし、プロフィールページや検索結果では表示されるため、視認性が高く興味を引くサムネイルを作成することで、再生数の向上が期待できます。
余裕があれば、こだわって制作するのもおすすめです。
サムネイルの作り方などに関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
TikTokの動画を編集する際に使える9つの機能

TikTokの動画を編集する際に使える機能は以下の通りです。
◼︎TikTokの動画を編集する際に使える機能
①カット・トリミング
②テンプレート
③文字入れ
④ステッカー
⑤エフェクト
⑥字幕を追加
⑦音声を追加
⑧お題に参加
⑨複数の動画・画像を選択して繋げる
それぞれについて詳細に解説していきます。
TikTokの編集に関して、より詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
①カット・トリミング
TikTokの動画を編集する際に使える機能の1つ目は、「カット・トリミング機能」です。
「カット・トリミング機能」とは、動画の不要な部分を削除したり、長さを調整できる機能を言います。
数秒単位で細かくカットできるため、不要なシーンを省略することができ、テンポの良い映像になります。
②テンプレート
TikTokの動画を編集する際に使える機能の2つ目は、「テンプレート機能」です。
TikTokが用意したテンプレート(アニメーションやエフェクト付きのフォーマット)に動画や画像をはめ込むだけで、おしゃれな動画を作ることができるため、初心者の方におすすめです。
③文字入れ
TikTokの動画を編集する際に使える機能の3つ目は、「文字入れ機能」です。
「文字入れ機能」とは、動画内にテキストを追加できる機能のことで、フォントや色、背景のデザインも自由に変更可能です。文字の表示タイミングを細かく設定できるため、セリフや説明テロップを入れるのに最適です。
④ステッカー
TikTokの動画を編集する際に使える機能の4つ目は、「ステッカー」です。
TikTok内のスタンプやGIF、絵文字などを動画に追加することができます。質問スタンプや投票スタンプを使うと、視聴者とのインタラクションを増やせる機能もあるため積極的に使用することもおすすめです。
⑤エフェクト
TikTokの動画を編集する際に使える機能の5つ目は、「エフェクト」です。
TikTokのエフェクトは、顔認識フィルター、スローモーション、反転、背景ぼかし、光の演出など、さまざまな視覚効果を加えて、動画のクオリティを向上することができる機能です。
撮影前・後のどちらでも適用可能ですので、活用してみてください。
⑥字幕を追加
TikTokの動画を編集する際に使える機能の6つ目は、「字幕の追加」です。
自動字幕機能とは、動画内の音声を自動で文字起こしできる機能のことです。
手動で編集することも可能で、表示時間やスタイルを調整して、より見やすい字幕を作ることができます。
⑦音声を追加
TikTokの動画を編集する際に使える機能の7つ目は、「音声の追加」です。
TikTokの音楽ライブラリからBGMを追加したり、自分の声や効果音を録音することができます。
ボイスエフェクト(ロボット声、エコー、リス声など)では、録音した声の雰囲気を変えられるので、動画に魅力や個性を加えることができ、おすすめです。
⑧お題に参加
TikTokの動画を編集する際に使える機能の8つ目は、お題に参加することです。
TikTokで開催されるトレンドチャレンジやハッシュタグ企画に、専用のエフェクトや音源を使って動画を投稿することができます。参加することでアルゴリズムに優遇される傾向があるため、再生回数やフォロワー増加につながります。
⑨複数の動画・画像を選択して繋げる
TikTokの動画を編集する際に使える機能の9つ目は、複数の動画・画像を選択して繋げることです。
TikTokの編集機能では、複数の動画や画像を組み合わせて、一つの動画として編集・投稿することができます。
各クリップの長さを調整したり、切り替え効果を加えることで、よりスムーズな映像に仕上げることができます。
TikTokの動画を編集する際のポイントと注意点

TikTokの動画を投稿する際のポイントと注意点は以下の通りです。
◼︎TikTokの動画を編集する際のポイントと注意点
①テンポのよさを意識する
②文字入れの位置に注意する
③動画の音量に気をつける
④動画の長さは3分まで
⑤推奨サイズにする
⑥投稿後は編集できない
⑦著作権に注意
⑧迷惑行為や個人が特定できる内容を投稿しない
これらについて詳細に解説していきます。
①テンポの良さを意識する
TikTokで動画をバズらせるには、テンポの良さが非常に重要です。
TikTokを観るユーザーは、冒頭3秒で視聴維持するかどうかを判断すると言われています。そのため、冒頭部分に工夫を凝らすことが非常に重要です。
また、冒頭3秒以降の視聴率を高めるためには、BGMのリズム感やカットの短さなどを工夫する必要があります。
②文字入れの位置に注意する
TikTokの動画にテロップを入れる際は、配置に注意しましょう。
いいね・コメントボタン、アカウント名、キャプションなどのUI要素に重なると、視認性が下がり、視聴の妨げになります。
テキストはドラッグで自由に移動できるため、UIを避けつつ見やすい位置に配置しましょう。
③動画の音量に気をつける
動画の音量が大きすぎるまたは小さすぎる場合は、投稿する前に音量を調整しましょう。
音量の調整方法は、楽曲を選択したときに表示される右下の「音量」をタップするだけです。選択した楽曲の音量だけでなく、動画のオリジナル音源の調整も可能です。
楽曲と動画の音声の調整は個別に行えるので、動画の音声を消して楽曲だけを流すこともできます。
④動画の長さは60分まで
TikTokへの動画投稿は、現在最大60分まで可能です。
なお、TikTokアプリ内で撮影できる動画の長さは10分までとなるので、注意してください。
⑤推奨サイズにする
TikTok動画のおすすめサイズは9:16です。
スマートフォンで動画を撮影する際、ほとんどの機器は自動的に9:16のアスペクト比になっているため、特別な調整は不要になります。もしサイズが異なる場合は、撮影後に推奨サイズに変更する手続きが必要です。
⑥投稿後は編集できないこともある
TikTokで投稿後に修正が可能かどうかは、その要素によって異なります。
TikTokで投稿後に修正できる要素は以下のとおりです。なお、①と②の編集可能期間は、投稿から7日までになるので注意してください。
TikTokで投稿後に修正できる要素
①キャプション
投稿後でもキャプションの他、ハッシュタグやメンションも修正することが可能です。
②位置情報
位置情報を追加変更することが可能です。
③公開範囲やコメントの管理
投稿後に動画の公開範囲を変更したり、コメントを削除・ブロック・報告などを行ったりすることができます。
次に、TikTokで投稿後に修正できない要素は以下のとおりです。どうしても修正したい場合は、一度削除して再投稿する必要があります。
その際、動画についた再生数やエンゲージメントなどは全て消えてしまうので注意してください。
TikTokで投稿後に修正できない要素
①動画自体の内容
投稿した動画の内容(映像や音楽など)は修正できません。
②音楽の変更
投稿した動画に使用した音楽も、後から変更することはできません。
③サムネイル
動画のサムネイル画像(初期表示)も、投稿後に変更できません。
⑦著作権に注意
TikTokの利用において著作権関連は慎重になるべき問題の1つです。
TikTokはJASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)と提携しており、JASRACが提供する音源を使用することが、最も安全な対策の1つです。
商用利用可能な音源に関しては、「商用楽曲ライブラリ」からアクセスすることができます。
以下の手順で「商用楽曲ライブラリ」へアクセスしてみてください。

⑧迷惑行為を投稿しない
TikTokを安全に利用するためには、炎上を引き起こすような内容を避けることが重要です。
TikTokは拡散力が非常に強いプラットフォームであり、迷惑行為や不適切な内容を動画にアップロードすると、すぐに広まり、社会的な問題に発展することがあります。
その結果、ニュースで取り上げられたり、企業や団体からの反発を受ける可能性もあります。
最近では、迷惑行為が損害賠償や刑事罰の対象となるケースも増えており、法的な問題に発展する恐れもあります。プライバシーや人権を尊重し、他者を傷つけるような行為は絶対に避けましょう。
⑨個人情報に気をつける
TikTokを利用する際は、個人情報の取り扱いに十分注意しましょう。
個人情報やプライバシーに関わる内容を公開すると、個人を特定される危険性があり、予期しないトラブルやリスクを引き起こす原因となります。
また、他人の個人情報を無断で公開することは、プライバシーの侵害や法的な問題に繋がることがあります。安全に楽しむために、個人情報や他人のプライバシーを守る意識を持ち、必要以上に公開しないようにしましょう。
まとめ
今回は、TikTokの投稿や編集機能について紹介しました。
TikTokでの新規投稿は難しくありませんし、SNSを日常的に利用している方々なら簡単にマスターできるでしょう。ぜひ今回の内容を参考に、積極的に投稿を続けてみてください。

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