TikTokの動画の長さを調節する方法|調節できない時の対処法も

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TikTokはこれまで短い動画が投稿されるプラットフォームでしたが、現在では10分までの長尺動画が投稿可能となっています。

TikTokを効果的に運用するためには、投稿する動画の目的に合わせて短いものと長いものを使い分けることが重要です。

当記事では、TikTok動画の時間設定や変更方法、対処法、おすすめの動画長などについて詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてください。

TikTokの動画の長さはどこまで調節できるの?

2025年3月時点でのTikTok公式の情報によると、以下のようになっています。

• TikTokアプリで撮影できる動画は、最長で10分間
• TikTokでアップロードできる動画の長さは最長で60分間

(※撮影できる時間とアップロードできる時間で異なるので注意してください。)

以前は最大3分まででしたが、2022年3月以降、最大で「10分」の投稿ができるようになりました。現在はデフォルトで「10分」を選択でき、そのまま撮影に移ることができます。

長尺動画を投稿できることになり、より幅広いコンテンツを発信しやすくなったのがポイントです。

TikTokの動画の秒数を選択する方法は?

ここではTikTokの動画の秒数を選択する方法について紹介していきます。

撮影時に秒数を選択する方法

TikTok動画では、「15秒」「60秒」「10分」といった指定された秒数で撮影することが可能です。

一方で、指定された範囲外の細かな秒数調整も行うことができます。 厳密に「15秒ぴったり」の動画を作成することは難しいため、投稿したいコンテンツに合わせて適切な秒数に調整することが重要です。

たとえば、10秒の動画を撮影したい場合は、TikTokアプリで「15秒」を選択して撮影を始め、終了したい10秒の箇所で赤い丸をタップして撮影を終了すると、正確に10秒の動画が完成します。

撮影済みの動画の長さを変更する方法(クリップ編集)

「クリップ調節」を使用すると、動画の長さを調節することができます。

この機能を利用する手順は以下のようになります。

  • TikTokアプリのホーム画面で「プロフィール」をタップし、画面下部の「+」をタップ
  • 投稿したい動画をカメラロールから選択し、画面右側に表示されている「次へ」をタップ
  • 画面右側に表示される動画の長さを表すアイコンをタップ
  • 動画の長さ調節を行う

これらの手順を追うことで、目的に合った動画の長さを簡単に調整し、効果的な投稿を行うことができます。

TikTokを楽しみながら、クリップ調節機能を活用して魅力的な動画を作成してみてください。

TikTokの動画の長さが調節できないときの対処法

TikTokで撮影できる動画の長さに制限がある、または「3分」や「10分」の音源が使用できない場合、アプリが最新バージョンにアップデートされていない可能性があります。

TikTokはサービス開始当初から、撮影できる動画の長さが15秒→3分→10分と段階的に拡大されてきました。そのため、古いバージョンのアプリを使用していると、以前の秒数制限のままになっていることがあります。

動画撮影画面に3分や10分が表示されていない場合は、アプリを最新バージョンにアップデートしましょう。

TikTokでおすすめの動画の長さと使い分け方法

TikTokはサービス開始当初は15秒の動画しか投稿できないプラットフォームで、短尺動画をシェアする場としてスタートしました。

現在でも、15秒〜60秒の動画は視聴者からの人気が高く、TikTok動画全体の多くが60秒以内の動画になっています。

しかし、動画のジャンルや企画によっては、3分以上、最大10分の動画がバズる可能性も十分にあります。

ここでは、各動画時間に向いているジャンルや企画について解説します。ぜひ動画を制作する際に参考にしてみてください。

15秒に向いている動画

15秒動画の特徴は、 瞬時にインパクトを与え、短時間で楽しめることです。短時間であるため、視聴完了率が高く、リピートされやすいことも利点の1つです。

15秒の動画に向いているジャンルや企画は以下のようなものがあります。

  • 踊ってみた(ダンス)系:流行の楽曲に合わせたダンスや口パク動画。
  • 一発ギャグ・ボケツッコミ:短い時間で笑いをとるギャグやコント。
  • 流行のチャレンジ系:トレンドのハッシュタグチャレンジやエフェクトを活用した動画。

特に「踊ってみた」動画は、TikTokの初期から根強い人気を誇るジャンルであり、視聴者が真似しやすいことから拡散力が高いのが特徴です。

また、一発ギャグなどのキャッチーな動画は、視聴者の印象に残りやすく、短時間で強いインパクトを与えるため、爆発的にバズる可能性が高いです。

特に、繰り返し再生されることでTikTokのアルゴリズムに評価されやすく、コメントやリミックス機能を通じてユーザー間で拡散されやすい特徴があります。その結果、トレンドとして定着し、TikTok上でミーム化することも少なくありません。

60秒に向いている動画

60秒動画の特徴は、 ストーリー性や情報を入れつつ、テンポよく伝えられことです。

ライフハックや商品レビュー、レシピなどの実用的な内容に適しており、視聴者からのエンゲージメント(コメントや保存)を生みやすい長さです。

60秒の動画に向いているジャンルや企画は以下のようなものがあります。

  • ライフハック系:「〇〇の裏技」や「意外と知らない〇〇」など
  • 商品レビュー系:話題グルメやアイテムを紹介
  • メイク・ファッション系:簡潔にメイクやコーデを紹介する企画
  • 料理系:短時間で作れる時短レシピやアレンジ料理を紹介する企画。
  • ショートドラマ・アニメコント系:短時間で楽しめるストーリーを表現する

特に近年、TikTokで流行しているショートドラマは、商材やサービスをストーリーの中に自然に組み込むことができるため、ナラティブな訴求する手段となっており、多くの企業も取り入れている人気のジャンルです。

特に、シリーズ形式が注目されており、60秒前後の短いエピソードごとに次回の展開を期待させることで、視聴者を引きつけ、継続的に動画を視聴させることが可能です。

これにより、単発の動画だけでなく、続きの動画視聴も促進され、最終的にアカウントの成長にもつながります。

ショートドラマの制作について詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。

3分以上に向いている動画

3分〜10分の動画の特徴は、秒動画に比べて視聴者に深い印象を与えることができ、よりストーリー性や情報提供を重視するコンテンツに向いているということです。

ただし、長めの動画を最後まで視聴してもらいやすくするためには、適切な構成やテンポの調整が重要です。

この長さの動画に向いているジャンルや企画は以下の通りです。

  • ゲーム実況・解説系:人気ゲームのプレイ実況など
  • 切り抜き動画:YouTubeやドラマなどから、面白い瞬間や重要な部分を抜き出した動画

ゲーム実況や切り抜き動画は、視聴者の関心を引きつけやすく、最後まで飽きさせない構成にしやすいため、3分以上の長尺動画でも比較的視聴維持率を高めることができます。

そのため、長尺コンテンツとしても効果的であり、安定した再生回数を獲得しやすい点が特徴です。

動画が長くなってしまうときの対処法

動画が長くなってしまうときの対処法は以下を参考にしてみましょう。

TikTok以外のSNSに誘導する

もしTikTokで投稿可能な尺に収まらない場合、「続きはYouTubeで」などと他のSNSに誘導する方法を検討することをおすすめします。

特にYouTubeは長尺動画をアップできるので、より詳しく解説したり、編集でカットした部分も含めたりすることが可能です。

また、この方法により、TikTokのフォロワーだけでなく、YouTubeのチャンネル登録者も増やすことが可能となり、効果的にアカウントの認知度を向上させ、動画の再生回数を増やすことができるでしょう。

その際は、プロフィールのリンクを活用し、視聴者がスムーズに移動できるようにしましょう。

ライブ配信にする

TikTokアプリ内で動画を撮影する際には、最長で「10分」の動画を制作できます。
(先述した通り投稿できる動画のは長さは、「60分」までとなっています。)

とは言え、時にはこれらの尺では物足りない場合もあるかもしれません。

そのような場合は、TikTokのライブ配信機能を利用することがおすすめされます。

TikTokライブ配信による利点は、ユーザーとリアルタイムでつながり、直接コミュニケーションを取ることができる点です。フォロワーを増やすためにライブ配信を行うことで、他の動画も視聴してもらえる可能性が高まるでしょう。

動画投稿だけでなく、ライブ配信機能も積極的に活用することをおすすめします。

重複や冗長な部分がないか確認する

TikTokでは短時間で情報を伝えることが重要なため、動画内の重複や冗長な部分を省くことが不可欠です。

同じ内容を繰り返していないかを確認し、結論を先に伝えることで、スムーズで分かりやすい構成になります。また、関係のない雑談や長すぎる前置きは削り、必要な情報だけを残しましょう。

映像面でも、無駄な沈黙や間延びしたカットがないかをチェックし、不要な部分はカットしましょう。

冗長な表現を省き、テンポの良い動画にすることで、視聴者の離脱を防ぎ、最後まで見てもらいやすくなります。

TikTokの秒数に関する2つの注意点

TikTokの秒数に関する注意点は以下の2つです。

60分より長い動画は投稿できない

先述の通り2025年3月現在、TikTokにおいて、60分を超える動画の投稿はできません。

もし60分以下の動画であっても投稿できない場合は、最新のバージョンにアップロードすることで改善される可能性があります。

iPhoneをご利用の方はApp Store、Androidをご利用の方はGoogle Playから、お使いのTikTokアプリが最新バージョンであるかをご確認ください。

一度投稿した動画の秒数は変更できない

TikTokでは、動画を投稿後に、秒数を変更することはできません。

動画の長さを変更したい場合は、一度削除して再投稿する必要があります。

ちなみに、TikTokでは投稿後に編集可能な要素は以下の通りです。

  • キャプション(投稿後7日以内)
  • カバー画像(サムネイル)
  • 公開範囲(非公開にしたり、フォロワー限定に変更)
  • コメント設定(オン・オフ切り替え)
  • デュエットやリミックスの許可設定
  • タグ付け(@メンション)

加えて、TikTokで投稿後に編集不可能な要素は以下の通りです。

  • 動画自体のカット(長さの変更)
  • 音楽の変更
  • テキストやステッカーの追加・削除
  • フィルター・エフェクトの変更

誤って投稿したり再投稿を避けるために、動画を投稿する前に保存しておくことをおすすめします。

作り直しを避けるためには、動画を投稿する前に内容を確認する習慣をつけましょう。

まとめ

TikTokに掲載できる動画は、15秒から10分までの範囲であり、秒数を変更することは容易です。 TikTokを活用する方々は、ぜひこの記事を参考にしてください。

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