TikTokの通報機能ってなに?通報の方法や注意点も解説

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TikTokは音楽やエンターテイメントを共有するためのアプリですが、たまに、不適切なコンテンツやコミュニティガイドラインに違反する動画に遭遇することがあります。

このような状況では、問題をTikTokに報告することが重要です。

本記事では、TikTokでの報告手続きについて詳細に説明します。

そもそもTikTokに通報の機能はあるの?

TikTokでは、不適切なコンテンツや行動を通報できる機能があります。

具体的には、問題のある箇所を見つけ、通報理由を選択し、詳細を追加して送信することで、通報が完了します。t

通報されたコンテンツは、運営チームが審査し、違反が明確になった場合には、適切な処置が行われます」。

報告はコミュニティの安全性を高める重要な手段です。しかし、虚偽の報告や過度な報告は避けるべきであり、犯罪や法的な問題が絡む場合には警察や法的機関に相談する必要があるでしょう。

TikTokで通報する方法

TikTokで通報する方法は以下のとおりです。

動画を通報する場合

TikTokで不適切な動画を通報する方法は以下の通りです。

  • 通報したい動画を開き、画面右下に表示される共有ボタンをタップ
  • 「報告する」を選択し、通報する理由を選ぶ
  • 「送信」をクリックし、通報完了

通報した内容は運営側が受け取り、適切な対応を取ってもらうことが可能です。

コメントを通報する場合

次に、TikTokで投稿についた不適切なコメントを通報する方法を紹介します。

以下の手順で行ってみてください。

  • 通報したいコメントを長押しする
  • 「報告する」を選択
  • 通報する理由を選択
  • 最後に「送信」をクリックし、通報完了

コメント欄にはさまざまな意見が自由に交わされていますが、その一方で不適切な発言も散見されます。

そのようなコメントを見つけた際は、説教的に通報を行いましょう。

DMを通報する場合

TikTokでは、不適切なDM(ダイレクトメッセージ)の内容を通報することも可能です。

以下の手順で行ってみてください。

  • 通報したいダイレクトメッセージに移動
  • 画面右上の3点リーダーをタップし、「報告する」を選択
  • その後、通報する理由を選択
  • 「送信」をクリックし、通報完了

不適切なダイレクトメッセージを受け取った際は、迅速に通報して適切な対応を受けることが重要です。安心してTikTokを楽しむために、通報機能を活用しましょう。

アカウントを通報する場合

次に、TikTokで不適切なアカウントを通報する方法を紹介します。

以下の手順で行ってみてください。

  • 通報したいユーザーのプロフィール画面を開く
  • 「報告する」を選択し、「アカウントを報告する」を選択
  • 通報する理由を選択
  • 「送信」をクリックし、通報完了

不適切なユーザーを通報し、TikTokの運営に報告することで、安全なコミュニティを保ちましょう。

TikTokで通報されやすい9つの要素

ここでは、TikTokで通報されやすい動画やコメントについて解説します。

無意識のうちにTikTokの規約違反をしてしまわないために、以下を念頭に置いておきましょう。

また、コンテンツの通報を検討している方は、以下の要素に該当するか確認した上で通報を行うと安心です。

①危険行為を助長するもの

TikTok上でよく通報される動画のうち、最初に挙げられるのは、危険な行為を促進する内容のものです。

こうした動画には、視聴者が模倣することで身体的な危険や法律違反に繋がる恐れのある行為が含まれています。

例としては、交通規則を無視したり、許可なく危険なスタントを行ったり、極端なダイエットや飲食を宣伝したり、違法な薬物の使用を促進する内容などです。

これらのコンテンツは、危険なメッセージが含まれており、それを模倣することで大きな事故を引き起こす可能性があるため、TikTokはこのようなコンテンツを厳しく制限しています。

②性的なもの

TikTok上で通報をされやすい要素の2つ目は、性的な表現を含むものです。

このようなコンテンツは、視聴者に不快な印象を与え、適切ではないとされています。

具体的には、性行為を露骨に描写した映像、性的な要素を含む映像、裸体、成人向け製品の宣伝などが該当します。

③暴力的なもの

TikTok上で通報をされやすい要素の3つ目は、暴力を含むコンテンツです。

具体的には、暴力行為が描写されたり、他人への害を示唆したり、暴力を助長するような内容が挙げられます。

これには、実際の戦闘や攻撃の場面や、それに関連する映像も含まれます。

④虚偽やスパム(なりすまし)のもの

TikTok上で通報をされやすい要素の4つ目は、虚偽またはスパムコンテンツです。

TikTokは、虚偽またはスパムを含むコンテンツに厳しい規制を設けているのです。

これは、ユーザーが信頼できる情報源から正確で価値あるコンテンツを受け取る権利を守り、コミュニティ全体の体験を向上させることを目的としています。

具体的には、意図的に虚偽の情報を拡散したり、誤解を招く情報を提供したりするビデオが該当します。また、ユーザーを誤解させる目的で誤ったタイトルや説明、偽のクリックベイトを使用する行為もこれに含まれるでしょう。

また、無駄なコメントを残したり、自身のビデオや他のウェブサイトへのリンクを不注意に投稿するスパム行為も、報告や削除の対象となります。

⑤差別的な表現を含むもの

TikTok上で通報をされやすい要素の5つ目は、差別的な表現を含むものです。

TikTokは、全てのユーザーが安全に利用できるプラットフォームを目指し、多様性を尊重しています。そのため、差別的な表現を含んだ動画は厳しく禁止されており、通報の対象となるでしょう。

具体的には、人種、民族、宗教、性別、年齢、性的指向、障害などに関する差別的な表現が該当します。

⑥いじめやハラスメントに関するもの

TikTok上で通報をされやすい要素の6つ目は、いじめやハラスメントを促進するコンテンツです。

具体的には、他のユーザーや特定の個人を攻撃、脅迫、侮辱する動画、または他者を馬鹿にする意図が表れる動画などがこれに該当するのです。このようなコンテンツはTikTokでは通報の対象となり、削除される可能性があるでしょう。

⑦未成年への危害があるもの

TikTok上で通報をされやすい要素の7つ目は、未成年者への悪影響があるコンテンツです。

具体的には、個人情報の漏洩、アルコールやタバコの宣伝、性的な内容などが未成年者にとって有害と見なされています。

 未成年者がこのような投稿を目にすることで精神的なダメージを負ったり、健康や成長に悪影響を及ぼす可能性が考えられるでしょう。 特にTikTokは、10代の未成年者が多く利用しているため、未成年者に害を及ぼす恐れのある投稿は速やかに報告されています。

⑧無断転載したもの

TikTok上で通報をされやすい要素の8つ目は、無断転載のコンテンツです。

他人の作品を無断で使用する行為は、著作権法に違反するものであり、それは動画、音楽、写真、テキストなど、他人が制作したあらゆる種類のコンテンツに適用されます。

従って、TikTokに投稿する際には、オリジナルのコンテンツを使用するか、適切な許可を取得して他者のコンテンツを使用する必要があるでしょう。

他者の動画を直接複製することは、その動画の作者の権利を侵害する行為となります。

⑨著作権の侵害になるもの

TikTok上で通報をされやすい要素の9つ目は、著作権の侵害になるものです。

テレビ番組からのコンテンツをそのまま投稿したり、無断で音楽を使用したりする動画は、著作権侵害によって通報される可能性が高いです。

他人の作品を無断で転載するのではなく、オリジナルのコンテンツを公開しましょう。また、他人の作品を使用したい場合は、必ず製作者から許可を取得するようにしましょう。

TikTokで通報されると起こる3つのこと

ここではTikTokで通報されてしまうとどうなるのかについて解説していきます。

TikTokで通報された際の運営の対応は、通報の内容や深刻度によって異なりますが、一般的な対応としては以下の3つが考えられます。

①動画削除の依頼

TikTokの運営チームは、コミュニティガイドラインに反する内容が報告された際には、場合によっては削除手続きを踏むことがあります。

この場合、コンテンツが削除される通知が届き、その理由も説明されることが多いです。

②シャドウバン

シャドウバンとは、ユーザーの活動が規制され、投稿したコンテンツの到達が著しく減少する状態を指します。

シャドウバンとは、アカウントの投稿が検索結果に表示されにくくなったり、おすすめのフィードに載らなくなったりすることを指します。

ただし、ユーザーには明示的に通知されず、投稿が通常通り行えるため、違反していることに気づかない場合があります。

これにより、投稿のリーチが制限されるため、新規フォロワーの獲得や視聴数の増加が難しくなります。

このシャドウバンは、一定期間続くこともあるでしょう。

③BAN(アカウント停止)

アカウントがBANを受ける場合もあります。

通報が重度または繰り返し行われ、運営がそれを深刻な違反と見なした場合、最終的にBAN(アカウント停止)されることがあります。

これにより、そのアカウントは完全に利用できなくなり、ログインもできなくなります。

アカウント停止の理由は、重大な規約違反や不正行為に関する場合に発生します。

TikTokの通報に関するよくある質問

ここでは、TikTokの通報機能に関して頻繁に挙げられる疑問点について解説していきます。

TikTokで通報したことは相手に通知される?

TikTokにおいて通報した場合、通常は通報の詳細や通報者の情報が相手に通知されることはありません。

そのため、通報者の情報は秘匿され、匿名で通報が可能です。

ただし、通報内容や通報者の情報が特定の法的問題に関連している場合など、特定の状況下でのみ、通報内容や通報者の情報が公開される可能性があるでしょう。

TikTokで間違えて通報したらどうなる?

TikTokで誤って通報しても、特別に対応を取る必要はありません。

投稿内容やコメントを通報した後に、通報対象を間違えていたことに気づくこともあるかもしれません。

しかしながら、通報された内容は基本的にTikTok運営によって検証され、その後、関係者である投稿者やユーザーに対して適切な注意が行われます。 

したがって、通報した内容と合致しない場合は、相手の投稿が削除されたりアカウントがBANされることはありません。

ただし、誤った通報が頻繁に行われると、悪質なユーザーと見なされる可能性があるため、注意が必要です。

TikTokで通報しすぎたらどうなる?

TikTokは、ユーザーが利用しやすい環境を提供するために通報システムを導入していますが、過剰な通報は適切でない行為と見なされ、制裁を受ける可能性があります。

通報は主に違反行為を警告するための仕組みであり、不快感や個人的な意見の相違、競合他社への攻撃などを目的とした悪意のある使用は、TikTokのコミュニティガイドラインに違反します。

そのため、ユーザーが不慮もしくは過度に通報を行うと、システムはそのユーザーの通報を信頼性の低いものと見なし、その結果として通報機能の制限やアカウントの一時停止が生じることが考えられるでしょう。

通報は重要な役割を果たしますが、誤用は厳格に制限されています。

TikTokで通報しても解決しない場合は?

TikTokの通報機能は、不適切なコンテンツを排除し、ユーザーコミュニティの安全を確保する上で極めて重要な役割を果たしています。

しかしながら、通報しても望む結果が得られないことがあるでしょう。 

そのような場合には、警察に相談することが推奨されます。

特に、自分や他人が直接的な危険にさらされると感じる場合や違法行為が疑われる場合には、警察に報告することが最善の選択といえるでしょう。

 その際には、具体的な内容や関連情報を持参することで、警察がより速やかかつ効果的に対応できます。

まとめ

この記事では、TikTokにおいて通報の結果や方法、留意点などについてお伝えしてきました。

TikTokは、どなたでもご利用いただけるSNSであり、特に若い世代に人気のあるプラットフォームですが、時折不適切な投稿やコメントが見受けられます。

TikTokでは通報を行った方の情報が相手に漏洩することはございませんので、安心して通報することができます。

しかし、誤った方法での利用は、自身のアカウントが削除される可能性があるため、この記事を参考に慎重に活用するようにしましょう。

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