TikTokの「再生回数」は、コンテンツの質を判断するための重要な指標の1つです。
本記事では、再生回数の仕組みから、伸ばすためのコツ、再生数が伸びない原因、よくある質問までを徹底的に解説します。是非参考にしてみてください。

TikTokの再生数の仕組み

TikTokでは、小規模のアカウントや初めての投稿だったとしても、まず最初に一定のユーザーに表示される様になっています。
この段階でのパフォーマンス(視聴率やエンゲージメント率など)に応じて、さらに多くのユーザーに表示されていくため、場合によっては100万再生、1,000万再生…というような大きなバズにつながる可能性があります。
投稿したコンテンツ1本1本の勝負というのがTikTokの特徴ですので、裏を返すとコンテンツが良ければ1本目からバズることができる可能性を秘めているのがTikTokの強みであり恐ろしいポイントです。
動画のパフォーマンスを向上させるには、TikTokのアルゴリズムを理解することが非常に重要です。TikTokのアルゴリズムに関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
TikTokの再生回数を確認する方法

TikTokの再生回数は、各アカウントのプロフィールページから確認することができます。
自身のアカウントでも他人のアカウントでも同様に、以下の手順に従ってください。
◼︎TikTokの再生回数を確認する方法
①アカウントのプロフィールページに遷移する
②動画のサムネイルの右下に再生数が記載されている
TikTokの再生回数の数え方

こちらでは、TikTokの再生回数を数える際に覚えておくと役立つ知識をご紹介します。
再生回数のカウント方法
TikTokの再生回数のカウント方法は以下の通りです。
・表示された時点で「1再生」
・リピート再生(一度離脱してもう一度再生)は加算される
・ループ再生(離脱せずに視聴し続ける)は加算されない
動画をスワイプせずに何周も視聴し続けたとしても、再生回数は「一回」であるという点は、多くの人にとって落とし穴です。
特に注意しましょう。
「K」「M」表示の数え方
TikTokの再生数に表示される「K」「M」とは、数の単位のことです。
◼︎「K」「M」表示の数え方
・K = 1,000(例:10K → 1万回)
・M = 1,000,000(例:1.2M → 120万回)
TikTokでは、再生回数が多いと、「10K」や「1.2M」のように表示されることがあります。この際、端数は省略されるので、詳細な数値を知りたい場合は、インサイトで確認する必要があります。
TikTokの再生回数を伸ばす10つのコツ

TikTokのアルゴリズムに基づいた、再生回数を伸ばす(=バズらせる)コツを紹介します。
TikTokのアルゴリズムは、運用する上で必須の知識なので、詳しく知りたい方は以下をチェックしてください。
①トレンドを押さえる

トレンドの音源やネタを用いた企画はやはりバズりやすい傾向にあります。
トレンドを抑えるためには、「おすすめ」フィードに載っている動画を参考にするのがおすすめです。
②ハッシュタグを最適化する

適切なハッシュタグを使用することで、関連するユーザーの「おすすめ」や検索結果に表示されやすくなり、再生回数やエンゲージメントの向上を期待することができます。
③投稿時間を決める

ユーザーがアクティブな時間帯に投稿することで、初動の反応を高めることができ、アルゴリズム上の評価を得やすくなります。
ユーザーがアクティブな時間帯は、曜日や時期によって若干変動しますが、概ね以下の通りです。
◼︎ユーザーがアクティブな時間(平日)
7~9時(通勤・通学のタイミング)
12~15時(昼休憩のタイミング)
16~19時(帰宅のタイミング)
20~25時(就寝前のタイミング)
◼︎ユーザーがアクティブな時間(土日祝)
12~15時(起床後のタイミング)
20~25時(就寝前のタイミング)
参考:https://www.shopify.com/jp/blog/best-time-to-post-on-tiktok
④インサイト機能を活用する

TikTokのインサイト機能は、動画のパフォーマンスやフォロワーの属性を分析し、効果的なコンテンツ戦略を立てるための無料ツールです。
◼︎TikTokのインサイト機能で確認できる指標
・再生回数・平均視聴時間・視聴完了率:動画がどれだけ視聴されたか、最後まで視聴された割合などを把握できる
・エンゲージメント数:「いいね」「コメント」「シェア」など、視聴者の反応を測定できる
・フォロワーの属性:年齢層、性別、地域などのデータから、視聴者の傾向を分析できる
・トラフィックソース:動画がどの経路(おすすめ、検索など)から視聴されたかを確認できる
これらのデータを活用することで、投稿ごとのパフォーマンスやや視聴者の属性等の改善点を見つけ、より効果的な動画制作やアカウント運用が可能になります。
⑤ホームページやブログに埋め込む

TikTokの動画をホームページやブログに埋め込むことで、外部からの流入が期待できます。
TikTokの動画を埋め込む方法については、以下の記事を参考にしてみてください。
⑥プレイリストを作る

TikTokの「プレイリスト」機能とは、自分の動画をテーマやシリーズごとに整理し、視聴者が関連コンテンツを連続して楽しめるようにするツールです。
これにより、滞在時間やエンゲージメントの向上が期待できます。
プレイリストの作り方は以下の通りです。
◼︎TikTokでプレイリストを作る方法
1.TikTokアプリで、画面下部のプロフィールをタップします。
2. 画面上部のメニュー☰ボタンをタップして、TikTok Studioを選択します。
3. 他のツールの中から、プレイリストをタップします。
4. プレイリストを作成をタップします。
5. 手順に従って最初のプレイリストを作成します。
⑦「プロモート」機能を活用する

TikTokの「プロモート」機能は、投稿した動画を広告として配信し、視聴回数やフォロワー数の増加、商品・サービスの認知拡大などを図るための有料ツールです。
アプリ内で簡単に設定でき、低予算から利用可能なため、個人や企業を問わず多くのユーザーに活用されています。
「プロモート」機能の利用手順は以下の通りです。
◼︎「プロモート」機能の利用手順
1.TikTokアプリで「プロフィール」を開く
2.画面右上の「≡」メニューから「TikTok Studio」を選択
3.「他のツール」→「プロモート」を選択
4.広告の目標(例:視聴数増加、フォロワー増加など)を設定
5.広告を回したいクリエイティブを選択
6.ターゲット(年齢、性別、地域など)や予算、配信期間を設定
7.決済をし、プロモートを開始
⑧他のSNSにも展開する

TikTokのコンテンツをその他のSNSに展開・活用することで、相互送客や認知拡大に繋げることができます。
特に、InstagramやYouTube Shortsは、TikTokと同じ縦型動画のプラットフォームであり、同じ動画を展開できるため、並行して運用しやすく非常におすすめです。
⑨投稿のトンマナを揃える

投稿する動画のテーマや雰囲気、編集などのトンマナを統一することで、アカウントとしてのブランディングを確立し、ファンの定着率を高めることができます。
⑩離脱されない工夫をする

TikTokは、スクロールひとつで次々と動画を視聴できるプラットフォームであるため、その分、視聴者に途中で離脱されやすいという特徴があります。
離脱されにくい動画を作るには、以下のポイントを押さえてみて下さい。
① 冒頭3秒で引き込む
TikTokでは、動画が視聴され続けるかスキップされるかが「最初の3秒」で決まると言われています。そのため、冒頭に視聴者の興味を惹くセリフや映像を入れることが非常に重要です。
② テンポ感を意識する
ショート動画では、短時間で満足感のある内容を伝えることが大切です。冗長なシーンはカットし、テンポよく展開することで離脱を防ぎましょう。BGMや効果音の選び方も、テンポに影響を与える重要な要素です。
③ 最後まで見たくなる仕掛けを入れる
「最後におまけがあります」「一番重要な内容は最後に紹介します」などの文言を冒頭に入れることで、視聴者に“最後まで見たい”と思わせる効果があります。
④ 字幕・テロップを活用する
解説系や紹介系の動画では、字幕を入れることで視聴者の理解が深まり、離脱を防げます。TikTokは音なしで見られることも多いため、テロップは視認性を高めるうえでも有効です。
これらのポイントを意識して、視聴維持率を向上させましょう。
TikTokの再生数が伸びない4つの原因

上記では、TikTokの再生回数を伸ばすコツを紹介しました。しかし、「このコツを押さえた上でもなかなか再生回数が伸びない…」という場合もあるかもしれません。
そんな時は以下の原因が考えられますので、必ずチェックしてみてください。
①シャドウバン

TikTokの再生回数が伸びない原因として考えられることの1つ目は、シャドウバンです。
シャドウバンは、ガイドライン違反やスパム行為が原因でTikTok運営から下される制限のことで、通知なしで実行されるため、シャドウバンされたことにすぐに気付けないクリエイターも多いです。
シャドウバンされることで、動画が「おすすめ」欄や、検索結果に表示されにくくなるため、極端に再生回数が少ない場合にはまず疑うべき原因の1つです。
シャドウバンに関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
②TikTokのガイドライン違反

TikTokの再生回数が伸びない原因として考えられることの2つ目は、TikTokのガイドライン違反です。
TikTokにはコミュニティガイドラインがあり、それに違反するコンテンツは削除されたり、アルゴリズム的に表示されにくくなるケーズがあります。
違反をしすぎると、シャドウバンやBANにつながる可能性が高いため、注意しましょう。
③他媒体への誘導のやりすぎ

TikTokの再生回数が伸びない原因として考えられることの3つ目は、他媒体への誘導のやりすぎです。
TikTokから他のSNSやウェブサイトへ誘導する行為は、過剰に行うとアルゴリズムによって評価が下がり、動画が再生されにくくなるのです。
そのため、動画の説明欄に他SNSのリンクを貼りすぎたり、頻繁に外部サイトへの誘導を促したりする行為は避けたほうが懸命です。
④TikTok側の不具合

TikTokの再生回数が伸びない原因として考えられることの4つ目は、TikTok側の不具合です。
TikTokのアルゴリズムに従って動画を作っているのに再生されない場合、TikTok側で不具合が生じている可能性があります。
このような場合は、自力で解決できないので、以下の方法が有効です。
- 時間をおいて再度投稿を確認する
- TikTokの公式サポートに連絡する
TikTokで起こりうるバグの対処法に関しては、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
TikTokの再生回数に関するよくある質問

こちらでは、TikTokの再生回数に関して寄せられがちな質問について答えていきます。
他のSNSとの再生回数の基準の違いは?
TikTokと他のSNSは、再生回数のカウントの仕方が異なります。
以下で各プラットフォームごとの再生の基準を確認しておきましょう。
プラットフォーム | 再生の基準 |
---|---|
TikTok | 即時カウント |
YouTube | 30秒以上 |
3秒以上 |
TikTok全体の平均再生数は?
TikTok全体の平均再生数は、300〜500回程度と言われています。
参考:https://www.cra-pro.jp/column/tiktok%E3%80%80views
TikTokは他のSNSと比べて、フォロワー数が少なくても「おすすめ」に表示されやすいプラットフォームです。
そのため、初心者でも十分にバズる可能性があることが特徴です。
フォロワーの規模が大きいアカウントになると、平均の再生数も増えていきます。
バズ動画の目安は?
公式に設定されているわけではありませんが、一般的に以下のような基準でバズの程度が判断されています。
・1~5万回再生…より多く視聴されている状態
・10万回再生…バズる一歩手前の状態
・20~30万回再生…小さくバズっている状態
・50~100万回再生…バズっている状態
まとめ
本記事では、TikTokの再生数の仕組みから、再生数を伸ばすコツ、再生数が伸びない原因などを解説しました。
より効率的にバズらせるコツや、アカウントごとの戦略が知りたい方は、ワンエーカーの無料相談の利用も検討してみてください。

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